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社会:IT業界の行く先

 いつも競馬や時事ネタでお世話になっているタカボンのパパさんから、昨日の記事について苦言を頂戴いたしました。

 どうもすみません。そういうつもりで書いた「手のひら返し」ではないのです。


 「手のひら返し」の向き先は、自社の媒体の宣伝に堀江さんを使うため、記事にしたり番組のメインキャストに持ってきたりしていた大手マスコミ各社でした。

 各ブログサイトでご自分なりに意見を書き述べていたブロガー諸氏を評した言葉ではありません。


 拙文でつらつらと書くものではありませんね。
 どうも失礼いたしました。

 ですが、昨日の記事は僕のホンネなので、そのまま掲載しておきます。


 僕もIT業界の末端の、ライブドアの前身である「オン・ザ・エッヂ」の立ち上げ当初とほとんど変わらないベンチャー企業に身を置いていた経験のある人間なので、つまりは「一攫千金」を夢見てIT業界に飛び込んだ若い頃に味わった挫折を考えれば、ライブドアの発展は(手法はNGでしたが)まさに垂涎の的以外の何者でもありませんでした。


 当時急成長した楽天やライブドアをはじめとする企業がいかにして成功の階段を上ったのか、あの時同じことをちょろっとでも考えた経験がある人間にとっては、自分の無能を嫌というほど痛感させられる憎き存在であり、また希望の星でもあるのが正直なところです。


 木村剛さんはブログで「ライブドア=IT企業」ではない!との記事をブログに掲載されておりますが、僕はそのタイトルを読んで、「ライブドアはITで食っている企業じゃない」と、勝手に早とちりしてしまいました。

(実際には「ライブドアはIT業界の信用と直結するものではない、あわてるな」てな趣旨のコラムでした。IT屋としては少しだけ心洗われます。)


 確かに収入のほとんどをIT以外の、M&Aだのなんだのといった、僕の専門とは縁遠い事業で成り立っているので、その勘違いは我ながら言いえて妙だな、とも思いました。


 しかし思うのは、それでもやはりライブドアはIT企業なんですよね。


 ITバブルという時流に乗ったこと、過激な文句と札束攻勢で強引に知名度を上げたこと、メディアの露出度を高めて宣伝費なしに日本中に「ライブドア」社名を知らしめたこと。


 すべて「Information Technology」ではないでしょうか。


 一般的に「IT=Web(システム)」でしょうが、日本語訳では「情報技術」です。
 新しい情報媒体としてWebに注目が集まったことは確かですが、それまでにも新聞、雑誌、ラジオやテレビは存在していました。

 情報を流通させる手段としてインターネットが追加されただけで、インターネット的なプレゼンテーション手法が従来のメディアで使えないわけではありません。


 堀江さんはそこをうまく付き、インターネットよりもはるかに大衆性の高いメディアの露出を高めていったのではないでしょうか。


 また、日本には「和」とか「筋」という厳かな考え方があり、旧来のメディアで支配的な考え方でもありました、

 堀江さんはその点も打破してしまい、「過激な言動と資金力」を前面に出した、これまでの日本社会では受け入れられないはずのやり方で注目を集め、見事に成功して今の日本では抜群の知名度を得ることに成功しました。
(トドメが逮捕だったわけですが。)


 僕が昔在籍していたITベンチャーも、持っている技術力や社員の意欲はライブドアと比べても大して見劣りはしなかったと思います。

 ただし決定的に違ったのは、社長の意欲と、発想の転換です。


 僕たちは自前の技術と営業力だけで勝負しようとし、結局「システム開発」というフィールド外で勝負するなどという考え方には至りませんでした。

 また社長の意欲の点でも、「おいしいお酒が飲みたい」程度の意欲ではそれなりのことしか実行できません。

 「毎日うまいものを食い、いい服を着、いい場所に住み、月旅行もしてみたい。世界一と呼ばれたい」という意欲が真剣であったからこそ、強いリーダーシップ(=独善ですかね)と強い意志が産まれ、掘っ立て小屋の学生ベンチャーを時価総額4000億円の大企業にまで成長させたわけです。


 その手法の是非は議論しません。悪いことしてますから。
 これがまっとうな手段であったらどんなにすばらしいことか。

 そしてどんなに嫉ましいことか。



 それだけに、IT業界の枠から脱却して成功したはずの堀江さんが、こういうダサい形で失脚していくことが悔しい。

 しかしデカいことを言うからには中身が伴わなければ、結局は今回のように誰も味方してくれず、うしろゆび指されて静かに退場する三下に成り下がってしまうのです。


 「第二のホリエモン」目指してがんばっている起業家が数多くいることでしょう。
 しかし堀江さんのとった行動の結果は、こうした人達にも大きな影響を与えることでしょう。

 ましてやライブドアも僕のいた会社もなし得なかった、「純粋なIT技術での成功」を夢見て戦っている人達の夢まで摘み取ってしまいかねない。

 それがあまりにも悔しいし、情けないし、悲しい。


 「堀江さんの手法もITなんだな」と思ったことは事実ですが、彼が取ったIT戦略は、IT分野から見れば本道ではありません。

 ほとんどのIT起業家が「技術」で勝負することを選択し、それこそ泥をすすり血を吐く思いで仕事をしています。

 IT業界がこの先を見据えたとき、業界を支える若い起業家たちが「堀江式」を選ぶのか、「本流」を選ぶのか、それは判りません。

 が、仮にも「IT」を口にするのであれば、それなりの性根をすえて勝負して欲しい。
 でないと、ホリエモンのように隘路にハマって転落していくのが落ちです。


 今後、この問題は司法にゆだねられ、「時代の寵児」に一定の罰と贖罪の期間が与えられることでしょう。

 それが済んだあと、堀江さんはいったいどんな行動を起こすのでしょうか。


 仮にも「IT」を語った堀江さんです。
 せめて自分の行動のおかげでもたらしたIT業界への風評を少しでも和らげる努力はして欲しいところです。

 IT業界はそんな甘っちょろい世界ではないのです。
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  1. 2006/01/25(水) 01:45:23|
  2. 社会|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1
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コメント

TBありがとうございます。

苦言というつもりでは無かったのですが・・。(笑)
今後ともよろしくです。
  1. 2006/01/26(木) 06:44:24 |
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  3. タカボンのパパ #-
  4. [ 編集]

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