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Chin's Field

競馬:G? セントライト記念 感想

 いやいや。
 競馬のレースの記事を書くのは、シーザリオのアメリカンオークス以来ですよ。
 国内に至っては宝塚記念以来。
 まったくもう、この筆不精は何とかしないとなぁ。

 秋競馬も始まったというのにロクに予想もやらず、まったくの不参加状態。
 今回も出走馬のチェックはしていたんですが、なんだかんだで予想はやらず。

 こんな状態ではレースを回顧しても仕方ないので、今日は少し視点を変えていってみたいと思います。

■セントライト記念

 菊花賞トライアル、といっても、このレースの勝ち馬から本番の勝ち馬が出たのは、遠く遠く1984年のシンボリルドルフまで遡らないといけない。
 そういう意味ではこのレース、まったくトライアルの役目を果たしていません。
 ま、今更でもないですけど。

 とにかく本番が直線坂なしの京都で行われるのに、このレースはタイトコーナーで急坂の中山競馬場。
 しかも距離が2200mなので、スタミナを計るわけでもスピードを計るわけでもなく、暮れの大レースである有馬記念と同距離ならば、せめて今後を占うくらいの価値はありそうなものなのに、とグチても始まりません。

 しかしさすがは別定G2。
 今後の活躍場がまったく出ていないわけではありません。

 以下は、ちょっと調べればすぐにわかるセントライト記念の過去10年間の上位3着馬です。

1着2着3着
05年キングストレイルフサイチアウステルピサノパテック
04年コスモバルクホオキパウェーブトゥルーリーズン
03年ヴィータローザニシノシンフォニーチャクラ
02年バランスオブゲームアドマイヤマックスマイネルアムンゼン
01年シンコウカリドトレジャーロードフォレスター
00年アドマイヤボストーホウシデンジョウテンブレーヴ
99年ブラックタキシードシンボリモンソーマイネルバイエルン
98年レオリュウホウダイワスペリアーシンコウシングラー
97年シャコーテスコダイワオーシュウエアガッツ
96年ローゼンカバリーサクラケイザンオーマウンテンストーン



 おお、古馬G2クラスならゴロゴロしてるじゃないか。
 結構やるじゃないか、セントライト記念。

 と思いきや、よくよく見回してみると、ムム、嫌なことに気付きました。

 97年ダイワオーシュウ、00年トーホウシデンとジョウテンブレーヴ、02年アドマイヤマックス、04年ホオキパウェーブの5頭以外、西の重賞で良積のある古馬がいないじゃないですか!

 中には03年トレジャーの都大路Sや04年ヴィータローザの大阪ーハンブルクCなんてのもあるんですが。

 高松宮記念馬に菊花賞2着馬が3頭。そして京阪杯馬という組み合わせ。
 G1馬がいるだけ、せめてもの救いでしょうか。

 実際に4着以下の馬の中から大物が巣立つことももちろんあります。01年4着のマンハッタンカフェのその後の活躍は皆さんのよく知るところですし、オープン馬も数多く誕生しています。

 しかし神戸新聞杯、京都新聞杯に比べるとレースの質はいかんともしがたく、実際に出世していく馬の内容を見ても、やはり西のステップレースに比べると、格落ちの観はどうしても否めません。

 しかも今年は西にディープインパクトというスーパースターがいるわけで、そのディープインパクトを避けるようにセントライト記念を選び、そして新興勢力に破れたアドマイヤフジあたりの評価はとても難しくなってしまいます。

 今回のセントライト記念で1番人気に推されたフサイチアウステルは確かに上がり馬らしい良績と距離適正でしたが、2200mということもあってか、2000m前後を得意としそうなキングストレイルにゴール直前で競り負け。

 しかし瞬発力に勝るキングストレイルといっても、もし本番になればケタ違いの瞬発力を誇るディープインパクトが立ちはだかります。
 コイツを北村ジョッキーはどうさばくのか。

 現役競走馬のすべてを含めても、瞬発力でディープインパクトを上回るのは短距離王・デュランダルくらいのものでしょうから、仮に瞬発力勝負になったとしたら、まずどの馬も勝ち目はありません。
 しかもディープは瞬発力が優れている上に「いい脚を長く使える」持続性も兼ね備えています。
 後ろからいったのではまず勝負にならない。

 そういう意味で、もし今回のセントライト記念でめぼしい馬を上げろといわれたら、僕はフサイチアウステルを推したいと思います。

 昔から長距離戦で穴を開けるのは、ノーマークの先行馬。

 いかにも素人くさい考察でしたが、今日はこの辺で。

 ローズSの考察は明日(かな?)。
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  1. 2005/09/21(水) 01:12:51|
  2. 競馬|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1
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コメント

是非とも収穫の秋にしましょう

「セントライト記念」。おお!名だたるイマイチ君が・・・、いや、個性のある馬が名を連ねておりますね。4着以下を見ればもっとでしょうか?強いんだか弱いんだか、運が無いんだかムラがあるんだか。何なんでしょうね。
  1. 2005/09/21(水) 06:13:38 |
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  3. タカボンのパパ #RoLcz1k2
  4. [ 編集]

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