Chin's Field

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

競馬:競馬の中央集約を急げ!

 地方競馬が危機的状況だ。
 既に北関東は全滅し、オグリキャップやライデンリーダーを排出した笠松すら、財政的には危うい状況だ。
 北海道競馬もいつ終わってもおかしく無い状況だが、馬産地振興というお題目があるため、なかなかやめるにやめられない。

 JRAの売り上げは97年をピークに下降線をたどり、平成16年度は2兆8千億まで落ち込んだ。
 とはいえ、2兆8千億円である。
 これだけの売り上げをあげる企業がほかにどれくらいあるのか、数えるのも馬鹿らしくなってくる。
 それが、「競馬」という娯楽だけを商品とするJRAが売り上げているのだ。
 入場者数も、一時期の減少傾向には歯止めがかかりつつある。

 一人当たりの購入金額は減っているものの、競馬人気自体はまだまだ捨てたものではない。
 しかし、その人気も残念ながら地方競馬にまでは至らないのだ。

 原因ははっきりしている。
 番組の魅力不足だ。

 大井競馬以外の地方競馬には、全国クラスの有力馬がほとんどいない。
 かつてはハイセイコーやオグリキャップなど、中央に転厩した馬のほかにも、地方には有力馬がたくさんいた。
 近年ではアジュディミツオー、ナイキアディライト、トーシンブリザード、アブクマポーロやメイセイオペラといった、中央G?級の馬は確かに地方にもいる。
 しかし、中央と比べて、地方には彼らチャンピオンホースと競い合って高いレベルの競争を維持するメンバーがあまりにも乏しい。
 交流G?ともなれば、メンバーはいつも同じ。
 それが年間になんレースも組まれたら、順位が多少前後しようと、興味もなくなってくる。


 しかも最近はインターネットやグリーンチャンネルのおかげで、海外の競馬を目にする機会も増えている。
 ちょっと詳しい人ならロージーズインメイやサイレントウィットネスの名前は知っているし、なぜ海外の馬が賞金的に魅力のあるジャパンカップではなくブリーダーズカップを路線に選ぶのかを知っている。

 サッカーも野球もそうだが、ファンは常に質の高い試合を求める。
 スペインリーグは見てもJリーグを見ないファンは大勢いるし、野球の視聴率低迷は、野球自体に興味がなくなったのではなく、興味の対象が海の向こうに移ってしまったからに過ぎないのだ。

 競馬はそこまで海外に視線を奪われてはいないものの、しかしダービーや有馬記念と同じかそれ以上に、ジャパンカップがファンに期待されていることを考えれば、やはりもっと質の高いレースを求めているのは自明だ。
 いつも同じメンバーの中でG?を7つ勝ってみても、誰もアドマイヤドンを史上最強と呼ばないのがよい証拠だ。
 アドマイヤドンを見下すわけではないが、クロフネやアブクマポーロやホクトベガより強いのか? といわれたら、僕は間違いなくNOと言うだろう。

 しかしこれはアドマイヤドンの責任ではない。
 アドマイヤドンが勝ってきたレースの質を高められなかった、主に地方競馬の主催者側の責任だ。
 冠だけG?をつけても内容が伴わなければ、かえって馬に不幸なだけだ。


 かつて地方競馬は地方財政にとって打ち出の小槌だった。
 しかし「黙っててもカネが入る小槌」は慢心した役人に磨かれることなく現代に至り、今では「黙っててもカネが出て行く疫病神」に成り果てている。

 それを監督するのは農水省であるはずだが、例によって問題の先送りばかり繰り返し、結局は廃止にポンとハンコをついて終わりにしてしまう役人仕事振りだ。
 役所は住民サービスを提供するサービス業なのに、日本の役所はどこをどう履き違えたのか、ただの事務処理組織でしかなくなってしまった。

 また競馬はギャンブルであるがゆえ、興味のない人からの風当たりも強い。
 税金で補填しなければ運営もままならない今の地方競馬の惨状では、廃止論が中心にすえられても仕方ないところだろう。

 どだい、この小さな島国でアメリカのような地方競馬組織を作ろうということに無理がある。
 地方の、特に岩手のような主催者の思い入れの強い競馬場はつらいだろうが、ここは早期撤退を判断すべきだと思う。

 そしてその前提は、JRAが地方競馬を吸収することだ。
 コスモバルクのおかげで注目された外厩制を取り入れて、地方競馬の一定の成績、実績を残した調教師やジョッキーに免許を与え、競馬場も採算の取れる大都市にあと2、3箇所増やして増員に耐えられるよう、番組を変更する。

 本当ならば全ての競馬場を独立採算制にしたいところだが、東京競馬場と福島競馬場では収益が違いすぎる。
 しかし、地方競馬関係者の再雇用の問題はとにかく緊急に着手しなければならないと思う。
 馬を扱う技術は一日やそこらで培われるものではない。
 また学校に行って学べるものでもない。
 そうした技術をさっさと捨ててしまうことは、馬事振興の目的にそぐわないのではないか。

 地方競馬の問題がそうたやすく解決するとは思わないが、民間企業と同じで、こういった構造的な問題はトップダウンで即決して外科手術に踏み切らないと、間違いなく付け焼刃に終わる。

 地方で無策にも競馬が切り捨てられているのを見るに耐えないが、中央(国)がこの問題をほったらかしにしているのも、どうにも解せないのであります。
スポンサーサイト
  1. 2005/04/15(金) 00:00:00|
  2. 競馬|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<野球:一場くんはどのツラ下げて投げてるんだ? | ホーム |

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://chinsfield.blog8.fc2.com/tb.php/2-d85c153f

Chin

03 | 2017/04 | 05
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

Search

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。